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虫本弁護士が、法テラススタッフ弁護士を対象とした研修講師を担当しました

ブログ講演・書籍等

2022年10月

弁護士 虫本良和

 

10月14日に法テラス本部で実施された、法テラスの常勤弁護士(スタッフ弁護士)向けの研修講師を担当しました。

法テラスでは、全国のスタッフ弁護士が集まって開催する「経験交流会」や、いくつかの地域ごとに分けて開催する「ブロック研修」などが、定期的に開催されています。私自身も、2010年から6年間法テラス千葉のスタッフ弁護士として勤務していたため、これらの研修に参加することで、弁護士として多くのことを学び、また、全国の同僚達の活躍を目の当たりにして刺激を受けてきました。

今回の研修は、関東で勤務する弁護士が参加するもので、刑事弁護を取扱う内容でしたので、刑事弁護のスペシャリストである桜丘法律事務所の神山啓史弁護士と一緒に、講師を担当させてもらいました。

研修の内容は、事実関係(有罪か無罪か)には争いがないいわゆる「自白事件」を題材にして、なるべく軽い量刑を求めるために、どのような弁護活動を行っていくかを、実演を交えて検討するというものでした。

研修では、主尋問の基本的な技術を指導する講義、被告人質問の実演に対するクリティーク等に加えて、「紙(供述調書)ではなく人(証人尋問・被告人質問)を調べる裁判」を目指す法廷戦術についての講義や、あえて「悪い例」で行う被告人質問のデモンストレーションなど、神山弁護士と共に、ユニークで実践的な指導を行いました。

刑事弁護の研修では、無罪を主張する「否認事件」を題材にすることが多いですが、今回の研修を通じて、「自白事件」の研修を行うことの重要性も改めて実感しました。

 

★千葉市の弁護士事務所『法律事務所シリウス』より★