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「密輸事件における実務の現状と課題」について講演をしました。

2016.02.24ブログ

 中弁連刑事弁護経験交流会「薬物事件,さらに一歩」で,講演をしました。
 講演は,第1部が小森榮先生の「薬物事件弁護の基礎知識」で,第2部で私が薬物密輸事件の話をしました。
 薬物事件は,平成25年10月21日判決(判タ1397号98頁)が回収措置に関する経験則に関する判断をして依頼,安易な経験則の適用による判決が続出していたところです。しかし,そのような安易な事実認定については,東京高裁平成28年1月13日判決で,事実を抽象化して整理することで証拠に基づかない事実認定となり,ひいては立証責任を被告人に負わせているとその判断枠組が厳しく批判されています。
 そのような最近の傾向と当職が担当した無罪事件(千葉地裁平成26年6月11日判決)弁護実践について話をさせていただきました。
 なお,小森先生からは,参加者に『ドラッグ・コート アメリカ刑事司法の再編』(丸善プラネット株式会社)という著書をいただきましたので,得した気持ちになりました。

                                      菅野