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何度も更新されている有期の労働契約でも、会社側が一方的に更新を拒むことはできますか?

よくあるご質問労働問題

私は、工場に勤めています。
当初、雇用期間が3ヶ月という契約でその後、3ヶ月が経過するたびに同様の契約を繰り返してきました。ところが先日、突然会社の経営が悪化したとして、次回の契約更新をしない旨を告げられました。私としては、これまで何回も更新されていたことから、当然次回も更新されると思っていたのですが、会社側の都合により、一方的に更新を拒むことは許されるのでしょうか?

雇用の期間が定められた有期の雇用契約については、原則として期間の満了により、契約は終了します。
そのため、契約の更新をしなければ、雇用関係もなくなることになります。
ただし、更新が繰り返されている場合などには、労働者がその後も契約が更新されるものと期待するのが通常であり、突然会社側が更新を拒むことが労働者にとって酷な面もあります。
労働者において、契約が更新されるものと期待することに合理的な理由があると認められる場合などには、労働者が契約の更新を申し込むことで、会社側も更新を承諾したとみなされることとされています(労働契約法19条)。
また、更新を繰り返した期間が5年以上に及んでいる場合には、労働者から期間の定めのない契約とするよう求めることもできます(労働契約法18条)。

あなたの場合、これまでの契約更新の回数や期間、更新に至った経緯などから、更新への期待に合理的な理由があったと認められるかによって、会社からの更新拒絶が有効かどうかが決まります。
また、既に5年以上更新を続けているような場合には、期間のない雇用契約にすることも求められるかもしれません。