お知らせ・ブログnews & blog

裁判員裁判を担当しました。

2010.05.30ブログ

 当職が初めて担当した裁判員裁判についてのご報告です。

 偽造通貨行使の事件で,他事務所の弁護士と共同で担当しました。

 これまでに受けてきた研修の内容を踏まえ,当職が意見を述べる場面では,大きなボードを用意するなどして,裁判員に分かりやすい表現になるよう心がけました。
 また,被告人の話したいことが裁判員に伝わるように,当職が被告人に質問する場面では,「どのようなこと」を「なぜ」行ったのか,被告人自身の言葉で話してもらうことに重点を置きました。
 当職の意見や被告人の話に裁判員がどこまで共感を持ってくれたかは分かりませんが,法廷では,熱心に耳を傾けてくれていたように思います。
 
 最近の報道では,裁判員裁判における弁護側の訴訟活動の問題点がしばしば指摘されています。
 組織的に裁判員裁判への対応を準備してきた検察庁に対して,弁護士側の裁判員裁判への対応の遅れも懸念されていますが,各弁護士の努力により克服できる部分も大きいはずです。

 今後,試行錯誤をしながら実践を重ね,刑事事件の被告人の利益をしっかり守れるよう,弁護技術を向上させていきたいと思います。
                                     中 井