事務職員研修～倒産編 を受けました②
2022年10月
新人事務局員
前回は新人からみた法律事務所や弁護士の存在についてのお話になってしまいましたが、今回は研修の内容、身近な方が多いであろう借金問題の解決方法についてお話したいと思います。
まず、タイトルにもあるように、『倒産』という言葉、皆さんはどんなイメージを持たれますか。よく会社が倒産とか聞きますよね、経済的に破綻し、それまでの経済活動が続けていけなくなる状態のことを言います。あとよく耳にするのが自己破産という言葉でしょうか。破産は倒産処理の手続きの一つになります。
それでは個人としての借金をして、どうしようの場合の解決方法の内容をお話いたします。
まずどこからいくらお金を借りているのか、それをしっかり把握することが大切です。
そこから、本当にもう返済することが出来ないのか、普段の生活を見直せば返済できそうなのか、そんなところから弁護士先生と話をして確認していきます。
破産をするといろいろと制約されることも出てきてしまいますので、できることなら破産せず借金を整理できたらいいですよね。
よく聞く過払い金、もしかしたら返しすぎていたというお金があれば精算して戻ってくることもある、もう何年も前の借金で時効になっていれば返済しなくて済みそうだ、交渉次第では返済額が減りそうだ、そういう整理をしていくことを任意整理と言って、弁護士がお金を貸してくれた債権者と話をして返済方法の見直しを計ってくれます。
過払い金もない時効になる借金もない、ちゃんと返していかないと、そして額を減らしてもらえればその返済頑張って出来そう、という人は個人再生手続きという法的手続きを取ることになり、どうやったって返せる額じゃなくなった、という人は破産手続きという法的手続きを取ることになります。
どの手段となったとしても結果死ぬことにはなりません。借金をしてしまった理由は人それぞれだと思いますが、起きてしまったことを悔やんでばかりいても解決にはなりません。
ぜひ一歩前に進んでみてください。
どうにか解決方法はあるのだと信じて、前向きに法律専門家の弁護士に相談していただけたらと今回の研修を受けて思いました。
★千葉市の弁護士事務所『法律事務所シリウス』より★
