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季刊刑事弁護の「危険運転致死傷事件の弁護」(111号)に論考が掲載されました

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2022年7月  

弁護士 菅 野  亮

季刊刑事弁護111号(2022年秋季号・現代人文社)の特集は、「危険運転致死傷事件の弁護」です。特集内容は、危険運転致死傷事件の類型別(①飲酒により「正常な運転が困難」だったとはいえないとした事例、②赤信号を「殊更に無視し」たとはいえないとした事例、③薬の摂取により「正常な運転が困難」だったとはいえないとした事例、④「進行を制御することが困難な高速度」とはいえないとした事例)の事例報告と座談会です。

当職は、上記②の赤信号を「殊更に無視し」たとはいえないとした事例(千葉地判平成28年11月7日・LEX/DB25546052、判例タイムズ1436号243頁)の報告をしています。また、座談会には、当事務所の虫本良和弁護士が参加しています(その他の座談会のメンバーは、我妻路人、趙誠峰、髙山巌弁護士)。

危険運転致死傷事件は、規範的な構成要件の解釈や事故時の速度等の交通事故特有の専門的な証拠の信用性等が問題となることが多く、弁護人にとっても対応が難しい事件類型です。

本特集が、危険運転致死傷事件を担当する弁護士の参考になれば幸いです。

以上

★千葉市の弁護士事務所『法律事務所シリウス』より★