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イギリス・QLTS試験について②(MCT)

2022.03.04ブログ

 QLTS試験の、第一段階は、Multiple Choice Test (MCT、選択式筆記試験)となっており、イギリス国内で適用される法律関係についての選択式問題が出題されます。出題の対象となる法分野は、概ね、以下の通りとなっています。

・公法、人権法
・契約法
・不法行為法
・刑法
・不動産法
・エクイティ
・商法
・EU法
・法曹倫理及び会計処理
・マネーロンダリング
・税務処理

 出題分野が多岐に渡っているのがMCTの特徴であり、受験者は様々な分野の法知識を広く身につける必要があります。
 また、実際の試験では、合計5時間半の試験時間に180問の選択式問題が出題されます。そのため、短い時間で素早く問題内容や論点を把握し、正答にたどり着く能力が求められているといえます。
 例年、合格点は60%前後ですが、受験者全体の合格率は50~65%程度となっており、出題分野の広さのためか、多くの受験者が苦労するテストとなっているようです。

弁護士 中井淳一 https://japanese-lawyer.com/ 

★千葉市の弁護士事務所『法律事務所シリウス』より★