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陪審裁判傍聴in Old Bailey

2021.10.01ブログ

 先日、刑事事件の陪審裁判を傍聴するため、ロンドン中心部にあるCentral Criminal Court of England and Wales(通称:Old Bailey)を訪れました。ロンドン市内に管轄のある刑事事件の陪審裁判については、基本的にこの裁判所で行われているようです。歴史と伝統のある古い建物で、内部も通路などは薄暗く、お世辞にもきれいとは言えませんが、法廷内は陪審裁判用にモニターなどが揃っており、日本の裁判員法廷同様、近代的な感じになっています。よく知られているとおり、裁判官、バリスタはウィッグとガウンを身に着けているのが特徴的です。また、被告人は、「dock」と呼ばれる被告人用の箱のような場所に入れられており、弁護側のバリスタからは離れた位置に座ることになります。

 コロナの影響もあってか、2021年9月現在、傍聴者はそれほど多くはありません。そのため、行列などもなく、スムーズに裁判所内に入ることができます。スマートフォン等は持ち込み禁止で、受付に預けることもできないため、持参していた場合は近隣の店舗に料金を払って預けなければなりません。傍聴の際はご注意ください。

 

弁護士 中井淳一

★千葉市の弁護士事務所『法律事務所シリウス』より★