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法律のことなど全く分からないのですが、裁判員になって意味があるのでしょうか?

よくあるご質問裁判員制度

もちろんあります。

裁判では過去にどのような事実があったのかを、証拠に基づいて判断していきます。
証拠には、書類、写真、ビデオ映像、証言などがありますが、これらを見 て、過去に何があったのかを推測するのです。また、書類に書いてあることが信用できるかどうか、証人が本当のことを言っているのかどうかもチェックする必要があります。

例えば、事件を目撃したという証人が「被告人が被害者の顔面を右拳で殴るのを見ました。」と法廷で証言したとします。
その証言が本当かどうかを判断するの に、法律の知識は必要ありません。その証言をした時の証人の態度を観察して、嘘を見破れるかも知れません。証人に目撃した時の状況(被告人との距離や雨が 降っていたかどうかなど)を確認して、疑問がわくこともあるかも知れません。
人が嘘を付いているかどうか、勘違いをしているかどうかを判断するのに法律の知識は関係ないのです。
裁判官よりも皆さんの方が正しい結論を導く場合も当然あるでしょう。
そのために、皆さんがそれぞれ持っている経験や感性をフルに活用して頂ければと思います。それこそが裁判員制度を行う意味だと考えます。

実際に裁判員を経験した方の感想などを聞いても,肯定的な意見が圧倒的に多くなっています。もし,あなたが裁判員に選ばれた場合には,是非,臆することなく積極的に参加していただけたらと思います。

★千葉市の弁護士事務所『法律事務所シリウス』より★