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「法廷弁護技術」研修① ~サンフランシスコ連邦裁判所

2008.07.03ブログ

報告者 菅 野

2008年6月25日からの3日間,コロラド州ルイスビルで,日弁連から派遣された7名のメンバーとともにNITA(全米法廷技術研究所)のAdovocasy teacher training program(法廷技術指導者養成講座)を受けました。
その内容は後日お話することとして,研修前にサンフランシスコで陪審裁判や法曹関係者と懇談する機会があったのでそのことについて話したいと思います。

サンフランシスコといえばカリフォルニアの陽光がさんさんと照りつけ,ワインとシーフードという勝手なイメージがありましたが,むしろ肌寒い日もありました。
冬のイタリアを温かいと誤解し,氷点下11℃のアルプスに,かんじき履いて薄着でのぼった失敗を思い出しますが,百聞は一見にしかずです。

さて,法廷では,いつの時代もいつの日もドラマが生じています。
その日も,Federal CourtのMotion Hearingで,ギャング団の薬物と殺人事件の公判前の手続きが行われていました。
弁護人の主張の一つは,捜査段階で作成されているはずの書類がないから開示して欲しいというもので,裁判所も,サンフランシスコ警察職員を法廷に10名以上召還していました。
さて,休憩の後に,尋問かと楽しみにしておりましたが,なんと休憩後に検察官から「裁判長,警察官がある記録を開示することをしていないことが発見されたので,調査と準備に数週間下さい」と発言がありました。

「隠していた?」と思わせるタイミングです。

そして結局期日の打合せをしてその日の手続きは終わりました。

ちょっと先の次回期日が設定されたのですが,理由はバカンスとのこと。そういえば,検察官からも,「担当警察官はバカンスから帰ってきたばかりで打合未了です」みたいな話がなされていました。
アメリカは,法曹関係者や警察関係者もきちんとバカンスを取れているのでしょうか。
ちょっと羨ましいところです。
(事務所のメンバーから,この研修自体がバカンスでしょう,と言われそうですが・・・)