【告訴受理】時効間際に告訴受理を勝ち得て、最終的に詐欺被害金を全て取り戻した事例
取扱事案
約6年前(時効間際)の詐欺被害に関する御相談でした。
被害額は1000万円近くにのぼり、依頼人は、これまでにも何人かの弁護士を依頼して警察への告訴を試みたものの、担当警察官から「民事」で解決すべきであると言われて告訴受理には至っておらず、苦慮されていました。
結果
告訴が受理され、最終的に、依頼人は被害金を全て取り戻すことができました。
ポイント
詐欺被害に関して、今一度詳しくお話しを聞いた上、これまでとは違う切り口で告訴をしたらどうかという提案をさせていただきました。これまでは「投資詐欺」被害であるとして告訴受理を求めていたところを、「寸借詐欺」であると単純明快に組み直してみたのです。
そうしたところ、担当警察官は最初こそ難色を示していたものの、県警本部の指導を受けてみるとの前向きな発言を得て、最終的には寸借詐欺としての告訴を受理していただけました。
その後、警察が被告訴人を呼び出して厳しく追及してくれたことが功を奏し、被告訴人側から示談の申入れがあり、依頼人は被害金を全て取り戻すことができました。
少しの工夫が被害者救済につながるのだと痛感した次第です。




