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【不起訴・免職回避】殺人未遂事件で逮捕・勾留されたが不起訴となり、勤務先からの懲戒処分も回避できた事案

取扱事案

依頼者は、夫婦喧嘩が昂じ、妻の首を絞めて殺そうとしたという殺人未遂事件で逮捕・勾留されました。
一方、妻は、単なる夫婦喧嘩の一環であり刑事事件ではないとの気持ちが強く、警察の介入に対する反感を持っていました。

結果

依頼者は、勾留満期に不起訴・釈放となり、それまで勤務していた会社に復職することもできました(懲戒処分なし)。

ポイント

一般の方が、突然、刑事事件の当事者になった場合に、不安のあまり冷静な判断ができなってしまうことは良くあります。時には不安のあまり、対応に当たった警察官にも牙を剥いてしまい、それが事態をややこしくしてしまうこともあります。
そこで、本件では、まずは当事者の不安を取り除くことが肝要と考え、以下のような方策をとりました。

・担当刑事からは、警察に対する妻のむき出しの反感が気になり、同種トラブルの再発が懸念される旨の説明がありました。そこで、妻との面談を重ね、予想される刑事手続きのイメージを詳しく説明し、かつ、警察が介入した理由やその必要性をも丁寧に説明した上で、捜査には冷静かつ穏やかに協力するよう指導しました。
・依頼者の勤務先に連絡したところ、社内が騒然としており対応に苦慮しているとの相談を受けました。そこで、依頼者の同意を得て、勤務先の人事担当者にも、予想される刑事手続きのイメージを詳しく説明するとともに、事案の内容や依頼者が置かれた状況等をできる限り丁寧に伝えた上、逮捕罪名だけにとらわれて拙速な処分をしないよう依頼しました。

これらの対応を行うことにより、捜査機関や勤務先の理解を得て、上記結果を得ることができました。